僕のじいさん、ばあさん
親父のほうのじいさんは、
3年前に死んだ。
いつも呑んだくれていたイメージがある。
体は小さいけど、異様に力が強かった。
じいさんの葬式で、親父の涙を初めてみた。
ばあさんは、生きているけど、施設にいる。
親父とお袋が、交代で見舞いに行ってる。
正月に、ばあさんに会ったら、泣いていた。
お袋のほうのじいさんは、
まだ、生きている。
右の太ももが抉れている。
戦争で負った傷。
子供の頃、一緒に風呂に入るのが怖かった。
ばあさんは、去年、死んだ。
とんでもなく怖いばあさんだった。
でも、憎たらしい感覚は無い。
彼岸のおはぎを強烈に覚えている。
じいさん、ばあさんがいるから僕がいる。
そして、僕の子供も。
嫁さんだって同じ。
今年は、帰れなくて、申しわけありません。
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